選ばないといけないの?
夜中に車を走らせていました。
小腹が空いていました。
その時、コンビニの光が見えて来ました。
何という幸運!
スナックのコーナーで
限定味のポテトチップスと
チョコレートを手に取りました。
レジに向かうと
2人の女性が
レジカウンターに立っていました。
「お好きな方にどうぞ」
店員の方がウフフと笑いながら
甘い感じの声で言いました。
並んで立っている2人を見ました。
まるでマツコ・デラックスのような2人でした。
「俺は、この状況で選ばないといけないのか・・・。」
ありがたいけど難しい。
頭をフル回転させた結果、
ポテトチップスは左側のマツコに、
チョコレートは右側のマツコに、
清算してもらいました。
「お兄さん、優しいのね」と
ウフフと笑いながら
2人のマツコが言いました。
その夜はあまり眠れませんでした。
また夜中に行ってみたいと思います。
マツコの知らない
素敵なコンビニの世界が
ここにあるのです。