泣かせてしまった？

１ヶ月ほど前の出来事です。

近所のドラッグストアーで、

調味料等をたくさん買い込みました。
レジにいた
娘と同世代のアルバイトと思える女の子が

私が買ったものを、袋に詰めてくれました。

袋が小さくないかな？大丈夫かな？

と思ってい見ていると

キレイに完璧に収まりました。見事でした。

思わず「すごいね！さすがだね。」

と大きな声が出ました。

その瞬間、

その女の子が、うつむいてしまいました。

えっ？と思ってよく見ると

涙をポロポロと流しています。

えっ？なんで？なんで泣くの？

俺、変なこと言ったっけ？

俺が怖いの？怒ってないよ？

私の後ろには

２０代後半ぐらいの女性が並んでいます。

雰囲気的に

私がクレームを言ってこの子を泣かせた？

みたいな感じになっているのです。

後ろから冷たい視線を感じるのです。

困って他の店員の方を呼ぼうとした時でした。

レジの女の子が小さい声で言いました。

「ここでバイトをして、

　初めて、ほめられました。」

ホッとしながら私は言いました。

「そっか、そうなんだね。

　おじさんは本当に凄い！って思ったとよ。

　大変なこともあると思うけど、

    これからも頑張ってね。」

小さく、うなずいてくれました。

後ろに並んでいた女性が

「良かったね。」と声を掛けてくれていました。

私の子供たちも、アルバイトをしながら
学生生活を送っています。

アルバイトをしている子を見ると

我が子と重なります。

自分が他の子を可愛がると

我が子も

他の人から可愛がってもらえるのでは？と

思ったりするものです。

そんな気持ちを分かって頂けると思います。

もちろん、今の時代、闇雲に

人に声を掛けてはいけない側面もあると思います。

そっとして欲しいと思っている

人もたくさんいると思います。

一方で、

大人の声一つで、喜んでくれる子もいます。

この出来事があってから、
正しいと思えること、
相手が喜んでくれそうなことであれば、
伝えることを大事にしたいと思いました。

そう言いながら、人見知りが激しいので
たまぁ～にしか言えないのですが・・・。

先日、ある方に勇気を持って伝えました。

後日、驚くことがありました。

その方からお手紙を頂いたのです。

もし当ブログを読んで下さっていたとしたら

この場をお借りしてお礼申し上げます。

恐縮でもあり、

その誠実さに再び感心しました、

人って素晴らしいですね。

ありがとうございました。

地域の中で声を掛け合うことは、

「適度な距離感」が求められます。

難しくもありますが

大事にしたいと思っています。

そういう私も先日、初めて、ほめられました。

レジの女の子の気持ちが

分かったような気がしました。