コンプレックス
コンプレックスがあるかと問われると、
ありますねぇ。それも「かなり」です。
たくさんある中の一つ。
どうしようもない事ですが、
小さな頃から自分の顔が
コンプレックスでした。
高校時代、ジャニーズが
好きだという女の子に振られました。
顔だけが原因ではなかったのですが、
この残念な顔が
大きな要素だと当時は思いました。
仕方ないことなのですが、
悲しさや悔しさを抑えることが出来ず、
私を生み、
育てた女性に文句を言いました。
「どうしてこんな顔に生んだとね。
見事に振られたがね。」
この言葉に、
私を生み、
育てた女性はこう言いました。
「私は間違いなく、かわいい顔に生んだ。
それなのに、あなたのその ひねくれた根性が、
あなたをそんな顔にしてしまった。」
オォ~~~~!
母は強し!
そして母は真実を語る!
それからは
自分の顔は自分の責任と思いながら
青春時代を過ごしました。
少しずつコンプレックスが取れたように
(取らざるを得なかったように)
思います。
他にも
コンプレックスを挙げるとキリがありません。
総じて何をやっても不器用、
ダサい、人見知り、話がつまらない、
その他、色々と・・・。
学生時代、いつも歌っていたのは
偶然にも
COMPLEX(コンプレックス)の歌でした。
吉川晃司と元BOØWYの布袋寅泰で
結成されたユニット・バンドですね。
自分が持っていないものを持ち、
ストレートに表現している。
そんなカッコよさに憧れていたのだと思います。
当時は野球をやっていたので、
ヒットを打って塁に出たときは、
「シャー、シャー」と
吉川 晃司のポーズをしていたものです。
監督から、「今度したら殺すぞ」
と言われ、やめました。
野球部の祝賀会で「恋をとめないで」を
チームメイトと踊りながら熱唱していると
監督から「バカをとめてくれ」と
言われ、それでも歌い続けました。
自分は自分だと悟りながら
生きた青春だったと思います。
ただ歳を取ると気付くこともありました。
短所が長所になることもあるのです。
それに気付いてからは
自分のダメさも許せたりもするものです。
自分のコンプレックスを、
コンプレックスを抱いてしまう自分のことを
少しですが、愛せるようになりました。
その点については、また別の機会に。