素敵な○○○○をお持ちで

散髪に行きました。

新人かな?と思われる若い男性が

カットしてくれました。
 

「どんな髪型にしますか?」と問われた際、

彼が、かなり緊張しているようだったので、

リラックスさせなくてはと思いました。

丸坊主じゃなくって、

 ソフトモヒカンにして下さい。

 ソフトモモヒキじゃないですよ。」

そう言ったら周囲の空気が固まりました。

 

モモヒキ・・・。

 

若い世代には分からなかったようです。

というか基本、寒かったですね。

更に緊張させてしまったようです。


すまんかったの〜。


それにしても

ソフトモモヒキって何だよ。

 

後は彼に任せてカットしてもらいました。

丁寧に、丁寧に切ってくれます。

 

ふと彼が私の耳元で、何かを「ささやき」ました。

「お客さん、素敵な・・・お持ちですね」

 

えっ?何???

よく聞こえませんでした。

 

気になります。

何だよ?俺が素敵な何を持ってるんだよ?

素敵な喉(のど)ぼとけ?

素敵なヒザ小僧?

 

どうしても気になるので彼に聞きました。

「俺、素敵な何か持ってます?」

 

彼は私の耳元に近づいて、小さい声で言いました。

「素敵な、もみあげを お持ちですね。」

 

もみあげって何だよ・・・。

 

それにどうして、そんなに小さい声で

ささやくんだよ。

君が発する小さな吐息で、

俺の耳が感じてしまうじゃないか。

 

彼はその後も、言葉を発する時は、

私の耳元に近づいて小さい声でささやきました。

 

その度に私の身体は固まっていました。

 

ソフトモヒカンに仕上げてくれたと同時に

彼が絶賛してくれた「もみあげ」は、

バッサリと切られていました。

これから再びゴルゴ13を目指して、
せっせと

「もみあげ」を伸ばしていきたいと思います。

初雪からの・・・。

小石原に向かう途中、雪が降って来ました。

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今年、初めて見る雪でした。

雪を見ると「なごり雪」の歌を
口ずさんでしまいます。

かぐや姫が歌う「なごり雪か?」
イルカが歌うものか?
それはその時の気分によって違います。

昭和的でスミマセン。

友人は
「俺は雪を見ると肉まんが食べたくなる」
と言います。

不思議な感覚を持つ男です。
でも何となく、その気持ちが分かります。

小石原からの帰りに、肉まんを食べてみました。

やっぱ美味いですね。
肉まんには、肉まんでしか味わえない満足感があります。
これからは、
雪を見た日には「肉まん」を食べたいと思います。

それじゃ、食べ過ぎやがね。

楽しみは多い方が・・・

長男と長男の親友が
一度、行ってみたいと思っていた
「肉肉うどん」へ連れて行ってくれました。

アメトーク「しょうが芸人」放送時に
博多華丸が「体調が悪ければ悪いほどうまい!」と
紹介していたお店です。

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やや太めの麺に、濃いしょうゆベースのスープ。
そこに、「ショウガ」が乗せられているのです。
凄いパンチ力です。

美味さを感じると同時に、身体が熱くなり、
なるほど、これが「体調が悪ければ悪いほどうまい!」と
表現される所以だと思いました。

十分、満足したのですが、
よく食べに来るという2人から別の魅力も教えてもらいました。

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①そのままの味を楽しめる
(醤油とショウガのコラボ)

②激辛辛子を入れて食べる
(火が出るようでした
 ゴジラのマネをしようと思いましたが
 平成生まれを前にしては出来ませんでした)

③替え玉を頂く(うどん・そばあり)

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(うどんを食べていても、替え玉に「そば」が選べました

 うどん、そばの替え玉とは粋なアイデアですね)

④汁とご飯を混ぜて食べる
(シメに最適のイケる味でした)

他にも「キムチ」が美味いというのです。

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確かに美味かった・・・。

一杯のうどんに、たくさんの楽しみがあり
これが、このお店の魅力だと思いました。

「楽しめる要素を提供すること」

「楽しみ方を伝えること」

人を喜ばすヒントがあると思いました。

もちろん、
長男と長男の親友と語り合いながら
美味しいものを食べたこと、
その空間・時間が一番の喜びでした。

ホームページが完成!

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会社のホームぺージが完成しました。

一部、詳細記事をこれからが追加しますので
全てが完成後に、
こちらでも案内させて頂きます。

ホームページのなかでは、
会社からの案内ブログと、
「ホームページ担当者日記」として
業務にはほとんど関係ない記事を書いている
こちらのブログをリンクしています。

ブログを読んで頂いて、
変わった職員がいるなぁ・・・。
そう思って頂ければ幸いです。

ホームページ作成にあたり、
ご指導、ご鞭撻、
差し入れに、チャチャ入れ、
エールを送って下さった皆さん、
ありがとうございました!

ありがたかった日々

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「霧が晴れたら山が浮かぶ」

嬉野地域には
そんな風景が広がっていました。

生まれ育った
山の景色が目に浮かんで来ました。

こちらに来て5ヶ月。
人情味、溢れる方々との出会いがあり、
癒され、時には叱咤激励を受けながら
元気を頂いて来ました。

仕事では、たくさんの失敗をしましたが
それ以上に
助けてくれた方々がいました。

ありがたい日々でした。

来年は少しでも
恩返しをしたいと思っています。

嬉野(うれしの)地域を眺めながら
今年、うれしかった事を数えてみたら
数えきれないほどの、
たくさんの数になりました。

来年は、もっともっと
嬉しいことが増えたらいいなぁ。

そして 嬉しいことを与えられる
人間になりたいと思っています。

師匠!
一年の締めくくりは
(まだ終わってないけど)
こんなんで
よろしいでしょうか?

忘れられないクリスマス

7年ほど前のことです。
体調を崩した私は退職し、就職活動を行っていました。

その冬は、例年よりも寒い日が続いていました。

朝6時。
先輩からの電話で目が覚めました。

学生時代の先輩で農業をされている方です。

「お前、どうせ暇だろ?
 今日は俺の片づけを手伝ってくれないか?
 昼飯はおごるからさ」

どうせ暇だろ?
という言葉に抵抗がありましたが
先輩からの頼みを断るわけにはいきません。

言われるままに
ビニールハウスの撤去を手伝い、
鉄柱をトラックに積んでは
鉄くずを回収会社に運びました。

午後になると寒さと疲れで
全身がガクガクになりました。

先輩は容赦なく、私に作業を続けさせます。

不満の気持ちが高まって来ました。

「何だよ。
 先輩だからって俺をアゴで使っていいのか?
 昼飯をおごってくれると言っても
 こんな仕打ちはないだろ。」

言葉にこそ出しませんでしたが
表情や態度に出てしまっていたと思います。

夕方になると小雨が降って来ました。

トラックの車窓から見えて来た街並みには
クリスマスの
イルミネーションが輝いていました。

楽しそうに歩いている人々を見ては
自分のことが情けなく思えて来ました。

19時。
ようやく最後の荷物を、
回収会社に運び終えました。

「事務所に行って、
 鉄の買取金を受け取って来てくれ」

助手席に乗っている私に先輩が言いました。

「〇万〇〇〇〇円です」
そんなになるんだと驚きました。

封筒に入ったそのお金を先輩に渡すと、
先輩は、それを、そのまま私に差し戻して
こう言いました。

「お前、今日はクリスマスだぞ。
 これでお前のやんちゃな子供たちに
 おもちゃでも買ってやれよ。
 今日ぐらいは
 父親らしいことをしてやれよ。」

思わぬ言葉に、声を失いました。

そして先輩に不満を持った自分が恥ずかしく、
情けなく、申し訳なく、涙が溢れて来ました。

ドロドロに汚れた作業着のまま
デパートに向かいました。
大喜びする子供たちの顔が浮かんで来ました。

忘れられないクリスマスとなりました。

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伴忠太(ばん ちゅうた)

大分県の山間部に向かいました。
狭い道が続き、ようやく山頂に到着。

ホッとした時に「バン!」と音がしました。

マンガ巨人の星
星飛雄馬のキャッチャー
伴忠太(ばん ちゅうた)の顔が
浮かびました。

「バンち ゆうた」
九州弁で「ばん ちゅうた」
(バンと 音がした)


恐る恐る車から降りると、
前輪がパンクしていました。

山の奥、頂上に一人です。
「遭難です」の心境でした。
「そうなんです。川崎さん。
 A地点からB地点にですね。」

すみません。
これはザ・ぼんちですね。
昭和的になってしまいます。

まずは会社に連絡と思ったのですが
携帯を見ると、まさかの圏外です。

不幸中の幸いで時間はまだ16時。
周囲は明るく、晴天です。
スペアタイヤに交換することにしました。
何とか交換完了。

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携帯が繋がる所まで車を移動して、
上司に連絡しました。

上司の声を聞いた時は、
それまでの「不安」が何とも言えない
「安堵感」に包まれました。

とても優しい声に聞こえました。
恋をしそうになりました。

帰路に着きながら
もしあの時、大雨が降っていたら、
夜だったら、
スペアタイヤが積まれていなかったら、
次の約束が入っていたら・・・。
と考えてはゾッとしました。

帰宅して、くつろいでいると
幼なじみから電話が掛かって来ました。

パンクからの展開を話すと
「超不器用なお前が本当に
 スペアタイヤに交換できたのか?
 それが信じられん」
と驚いていました。

冷静に考えてみると確かにそうです。
よく出来たものだと思います。

今回の件を思うと改めて
普段、安全に車が走ってくれること、
緊急時の携帯電話の有り難さ(必要性)を
改めて考えさせられました。

早めにタイヤを交換することになっていますが、
スペアタイヤが付けられている車を見ると
申し訳なささと、
恥ずかしい気持ちが湧いています。

年の瀬に入り、皆さんも
お忙しい時間を過ごされていると思います。
くれぐれも車の運転には気をつけて下さい。

私も気を引き締めて
ハンドルを握りたいと思います。